池田潮(杉並区議会議員立候補)HP

杉並区議会議員選挙立候補者池田潮のページです

立候補にあたり

杉並区議会議員選挙立候補者

無所属

池田 潮

一、商店街、駅前飲屋街死守

二、健康長寿の仕組みづくり

三、徒歩・自転車が主役の街

 

はじめにいっておきたいのはこういうことだ。おれはあふれ出てしまうもの、過剰なもの、傷つき、弱り、取りこぼされてしまったものたちを代議する。裏社会のライターとしてサイコパスやソシオパスのやり口をたくさん見てきたおれならば、議会を牛耳るやつらに対抗できると思っている。

 

かつてインタビューしたピエール瀧は自分の仕事を「プロ野球の7回に上がる花火」にたとえた。「なくてもいいけど、あった方が盛り上がる」と。無駄か? 無駄だ。おれは無駄を愛する。ゴルフ仲間に金を回す利権政治を唾棄し、浮浪者同士の結婚式を祝福し涙を流すものだ。

 

だから基本的に、金じゃない価値感を重視した政策を行うだろう。目の前に金があるならこうする。金は小川が集まって大河になっていくような流れ方をするだろうが、おれは溝を掘って、過剰なものたち/取りこぼされたものたちに金に裏打ちされたチャンスを届けるべく悪戦苦闘する。

 

そして、この点もはっきりさせておこう。おれはワイドショー的なクソ正義や新興宗教的なクソ倫理、日本会議的な欺瞞、金儲け至上主義者やキラキラした言葉を駆使して己の欲望を満たすことに汲々とするやつらを軽蔑する。それでいながら、おれはウォルター・ホワイト※1の利己心、ジェシー・ピンクマン※2のうなり声、そのどちらにも寄りそう。そういうことだ。

※1、2 海外ドラマ「ブレイキングバッド」の登場人物。



一、商店街、駅前飲屋街死守

個人商店やローカルチェーンは杉並の宝だ。それに気づかないヤツは真に杉並に住んでいるとはいえない。さっさとショッピングモールかディズニーランドの近くにでも引っ越してしまえばいい。悲しいかなユネスコサイドに毒されていく吉祥寺やドバイ化に向かう中野には、まあそれぞれのやりかたがあるだろう。どちらも好きな街だから良いかたちになって欲しいが、他区の話だ。むろんローカルから国政に声をあげることも重要だが、杉並に集中しよう。杉並には杉並のやりかたがある。

 

そして酒を飲まない人には申し訳ないが、杉並に無数にある飲み屋では、毎夜、様々な年齢、職業、性癖の持ち主の視線が交わっている。「知らない人を見たら逃げなさい」と子供に教える大人たちがスマホでゲーム画面やエロ動画を見ながら暮らす社会においては貴重な体験だ。飲み屋街でなくてもそういった場所はもっとあった方がいい。

 

二、健康長寿の仕組みづくり

杉並はいいところだが、生活コストが高く、空気が悪い。スポーツが好きなヤツや、身体に気を遣っている人はまだいいが、そうでない人達が少しでも健康で長生きできる仕組みを区はもっと用意できる。みながうっすらと健康をそこなっていくのが当たり前と思ってはだめだ。たとえばハムストリング周長の平均を全国一位にするなど、より多くの人が予防できれば、弱った人へのケアに集中できる。野生を忘れてはいけない。

 

三、徒歩・自転車が主役の街

杉並区民なら中央線、井の頭線西武新宿線丸ノ内線を使え。そうでないのであれば、さっさとショッピングモールかディズニーランドの近くにでも引っ越してしまえばいい。電車のおかげで人が歩いて暮らせる街になっている。貴重なことだ。

自転車について少しだけ語ろう。人間は機械を発明した。便利だが、機械は人に楽をさせ、堕落させるものだ。自転車は違う。乗れば乗るほどハムストリングや毛細血管が刺激され壮健になる。ただ、空気が抜けていたりチェーンが錆びている自転車に乗っているようではお話しにならない。その対策も考えている。駐輪環境もまだまだだが、駅近の商店街のど真ん中にある高円寺北駐輪場は素晴らしい。かなりの広さがあり、一歩出たら活気ある商店街という祭典、人いきれ、騒音、変な顔のオヤジ、綺麗な人、花屋のインディーズレスラー。走れば2分で電車のドアに滑り込める。ああいうのはもっと増やさないとダメだ。

 

やればやるほど泡沫感(最近は“無頼系独立候補”ともいう)が増してくる選挙準備に気づかないほどおれはうぶではない。いつもは選挙に行かないおまえたちが入れなければ、おれは確実に落ちる! 立派な政治をしている共産党や無所属の現役区議たちがいるのは知っているが、あの人たちは放っておいても受かる。だから今回はおれに入れろ! 「いや、自分は○○の都合で○○党の○○さんに入れなきゃいけないから……」アホかと思う。投票所でだれの名前を書いたかなんてバレやしないのだから。

 

【プロフィール】

1973年荻窪の衛生病院で生まれる。桃井第三小学校、荻窪中学校、都立豊多摩高校卒業。日本大学芸術学部中退。フリーライター。主な仕事として月刊誌『実話マッドマックス』『劇画マッドマックス』の専属ライター、刑務所漫画原作、NHKのWebサイトで若者の働き方について、『ぶっちゃけ大変でした私の20代』を連載した。現在はスポーツバイク関連の記事を執筆。趣味は草野球(西荻ビルス西荻スフィンクス所属)、サイクリング(愛車はTIME IZON)、チェアリング。猫派。好きな作家はボール・オースター、ミシェル・ウェルベック、トーマス・ベルンハルトなど。

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